異字同訓
このコンテンツは、間違いやすい「異字同訓」の使い分けの用例を示したものです。
※文化庁の『「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)』を参考にしています。
わかれる(分別)
- 【分かれる】一つのものが別々の幾つかになる。違いが生じる。
- 道が二つに分かれる。敵と味方に分かれる。人生の分かれ道。勝敗の分かれ目。意見が分かれる。評価が分かれる。
- 【別れる】一緒にいた身内や友人などと離れる。
- 幼い時に両親と別れる。家族と別れて住む。けんか別れになる。物別れに終わる。
わく(沸湧)
- 【沸く】水が熱くなったり沸騰したりする。興奮・熱狂する。
- 風呂が沸く。湯が沸く。すばらしい演技に場内が沸く。熱戦に観客が沸きに沸いた。
- 【湧く】地中から噴き出る。感情や考えなどが生じる。次々と起こる。
- 温泉が湧く。石油が湧き出る。勇気が湧く。疑問が湧く。アイデアが湧く。興味が湧かない。雲が湧く。拍手や歓声が湧く。
わざ(技業)
- 【技】技術・技芸。格闘技などで一定の型に従った動作。
- 技を磨く。技を競う。技に切れがある。柔道の技。技を掛ける。投げ技が決まる。
- 【業】行いや振る舞い。仕事。
- 人間業とも思えない。神業。至難の業。軽業。業師。物書きを業とする。
わずらう(煩患)
- 【患う】病気になる。
- 胸を患う。3年ほど患う。大病を患う。長患いをする。
- 【煩う】迷い悩む。
- 卒業後の進路のことで思い煩う。心に煩いがない。